2022年、RoomArteは創設5年を迎えました。
【リクリエイト企画】を行うにあたり、今まで作ってきた作品を振り返る機会ともなりました。
作品を見てくださった方々、今日まで応援してくださっている方々、作品創りに関わってくださった皆様に改めてお礼を申し上げます。
ありがとうございました。
2017年6月12日に初めての公演に向けての打ち合わせが行われ、RoomArteは歩み始めました。
各表現者が集まるクリエイションは様々な学びと発見を得られる機会になりました。
1回目のプロデュース公演を終えた後も更なる表現方法を求め、2回目のプロデュース公演に挑みました。
全編生演奏で挑んだこの作品は、RoomArteの創作の幅を広げてくれた作品になりました。
芝居、ダンス、絵画、音楽がそれぞれの存在感を保ったまま、物語と一体化していたように思います。
そうして迎えた3回目の公演。
代表のあき はやおは自身の表現方法である『言葉』や『文章』を駆使して今まで作品創りに携わってきましたが、"形に囚われない表現方法を模索する"という目標を掲げるRoomArteにとって『言葉』は障害の一つであると考えた末に「Buzz」という作品は生み出されました。
言葉は一切使わず、ライブペイント、ダンス、光、音、それぞれが『声』を演じる、というコンセプトの元、創作活動は行われました。
その後、企画の中断、感染症が猛威を振るったり、となかなか創作活動に打ち込めなかった期間を経て、少年団の辻岡しんぺいさんとあき はやおの共同制作で作られた作品。
あき はやおが愛してやまない音楽に焦点が当てられ、創作のとは何なのか、表現とは何なのか、それにまっすぐに向き合う作品になりました。
そして創設5年となった本年。
今までの公演のチラシをリクリエイトしていきました。
創作とは何なのか、表現とは何なのか、また改めて考える機会となりました。
これからも引き続き、RoomArteは空間創造を続けていきます。
新たな年を迎えることは文字通り、RoomArteの新しい始まりを意味すると思います。
ただ今製作中の作品「燈火」はRoomArte初の映像作品です。
今まで全ての作品でお世話になっているアーティストの大河原波子さん、フォトグラファーのヤマグチレナさんの共作です。
絵画と写真。時代によって移り変わり、似ているようで全く性質の異なる2つの表現方法で臨みます。
完成をお待ちください。
新年もどこかの表現空間で皆様とお会いできるのを楽しみにしています。
RoomArte クリエイティブ・ディレクター
あき はやお
RoomArte テクニカル・ディレクター
黒桐 遼花