第1回プロデュース公演
「どこかの木漏れ日」
2018年1月上演作品
「どこかの木漏れ日」
2018年1月上演作品
第1回プロデュース公演「どこかの木漏れ日」2018年1月上演作品
公演から約4年半
ーーーぼくと叔父さんは、この森で何かを探していた。
二人で時間を過ごすことで、家族である証を見つけたかったのかもしれない。
――叔父さん、ぼくはここにいるよ・・・ここだよ
手を伸ばした。懸命に。そこあるものに触れたくて。そこにあるはずのものに触れたくて。叔父さんの優しい手を求めて。
――お父さん・・・
光がぼくの体を覆う。満面の笑みを浮かべて、ぼくはお父さんを出迎えた。
おかえり。
あき はやお「どこかの木漏れ日」より

デザイン
大河原波子
ヤマグチレナ